<Header>
<Author: 崔顥>
<Title: 黃鶴樓>
<Format: 七言律詩>
<Year: 2002>
<BookName: 唐詩選のことば>
<Translator: 石川忠久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 黄鶴楼（こうかくろう）>
<BookPage: 108-111>
<UsedPage: 4>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
昔人已乘白雲去，
此地空餘黃鶴樓。
黃鶴一去不復返，
白雲千載空悠悠。
晴川歷歷漢陽樹，
春草萋萋鸚鵡洲。
日暮鄉關何處是，
煙波江上使人愁。
<End Poem>
<Translation>
昔の伝説の中の仙人は黄色い鶴に乗って去ってしまい、
今、この地には、その伝説を伝える黄鶴楼だけがとり残されたようにあるばかり。
黄鶴は仙人を乗せて、一たび去ったらもう返って来ることはない。
ただ白雲だけが千年の昔も変わらぬ姿で、はるかな大空にポッカリ浮かんでいる。
晴れわたった揚子江の向こう岸には、くっきりとし漢陽の街の木々が見える。
揚子江の中洲にはかぐわしい花の咲く草がおい茂っている。
あそこは後漢の文人禰衡にちなむ鸚鵡洲。
昔をしのぶうちにもやがてたそがれて、ふと我が故郷は、と見やれば、
川面に夕靄がたちこめ、望郷のうれいは胸をひたす。
<End Translation>